今週末はデザインフェスタが開催されていましたが、如何でしたでしょうか。

僕は今年は行かなかったわけですが、行った人たちからこんな話があったのでポスト。

個人クリエーターの作ったアクセサリーのコピー商品を販売しているブースがあったと。

そんな商品を見つけた時、どうすればいいのかというのは意外とネットに載っていない気がするのです。

海外もののコピー商品については結構情報もあるのですが、国内のクリエーター同士の盗作、コピー商品騒動については、twitter上での絵師さん同士の話題が多い気がします。

そこで今回は、このようなことがあったときに、一般のユーザーが取れる行動についてまとめてみました!

 

著作権にまつわる法律

ざっくりと、弁護士法人さんが公開している著作権法についての記事をまずはご紹介。

ポイント解説~著作権法 I 「著作物」の概要

この記事を参考にすると大枠はわかるのかなあと思います。

ポイントとしては。。。

  • 創作性の認められるものであること
  • アイデアやプロットではなく、表現されたものであること
  • 手続きを踏んでいなくても著作権自体は発生する

このあたりになるのではないでしょうか。

創作性が認められる条件

正直誰が作っても同じような結果になるものは認められない(超意訳)と、前述の記事に書いてあるポイントになります。

例えば、シルバーアクセサリーにおけるフェザーの表現などは、鳥の羽という、限定されたモチーフを元に作られるので、似てしまうのは仕方がなく、全くのコピーであることを証明できないと難しいかもしれません。

ただ、明らかにこれ型を取っただろう・・・といった事案であれば、弁護士さんに相談すればなんとかしてもらえる可能性も高いのではないでしょうか。

 

とはいえ、訴える訴えないというのはクリエーター自身の問題

よほど大規模であれば、偽物の商品と知らずに購入してしまった件について相談をできるのかもしれませんが、基本的にはオリジナルを作ったクリエーターがどう動くかということを考えてあげたい。

そもそも、作った人が一番被害を受けているはずです。。。

通報先は基本的に被害を受けた本人

連絡先がわかれば、基本的に本人に直接連絡を入れましょう。

事務所などの会社がついているならその会社ですね。

できればtwitterなどのmentionは他の人にも見えてしまうので、オススメしません。

本人より先に騒がない

前述のmentionがおすすめできない理由ではありますが、もし何かアクションを起こすことになっても、先に騒いだことにより、証拠となるものを隠滅されては元も子もありません。

本人同士の話が解決するまでおとなしく静観しましょう。あとは本人がどうにかするはずです。

少なくとも、ユーザーはその邪魔をすべきではないのではないでしょうか。

どこの誰が侵害しているのかを明確に

これだけで、侵害している人に対してのクレームを本人が入れやすくなります。

親切心から本人に教えてあげるなら、どこどこで売ってる誰々。といった内容になるでしょう。

これは、友人の弁護士から聞いた話ですが、基本的には相手の名前と住所がわからないと何もできないとのこと。

もちろん、それを調べることも弁護士さんの仕事ではあるようです。。。

 

何をするより被害を受けた本人にタレコミを・・・

ネットでどーたらこうたらするのは、結果としてオリジナルのクリエーターに対して不利益になる可能性が非常に高いのです。

状況次第ではありますが、オリジナルだと思っていた方が実はオリジナルではないという場合も・・・。

自分と、クリエーターの不利益を最低限にするためにも、基本は本人にこっそりタレコミをするのが良いのではないでしょうか。

そして、自分がクリエーターとして被害を受けてしまった場合悔しい気持ちはネットにぶつけず、騒ぐ前に弁護士さんにご相談を・・・。